第1章 曽我部始まり

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     423      323      324   彼は喜んだ。  とても喜んだこの中年のオヤジになっても  まだ運は味方にいたのだととても喜んだ。  そして、彼は2等はいくらなのかと裏を見た。  そして彼は落ち込んだ。なぜなら、               ※2等以降はありません。  彼は叫んだ。  「2等以降がないスクラッチなんてある訳がないだろ。        ていうか思ったんだけど、値段設定がおかしい時点で気づけよ俺。   そういえば宝くじ売場でこのスクラッチ買ってた人、一人もいなかったよ!   ていうかこれって詐欺じゃないか。最低だよ詐欺とか。」
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