後悔から。

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「?」 《…殺意?》 私はわけが分からない。 自分への【殺意】。 それはなんとなく分かる。 自分を確かに殺そうとした。 でも、この死神に助けられた。 私の負の感情が欲しい? から私を助けたのに 私の【殺意】を叶える? それって私を殺すことになるんじゃ? 混乱する私に死神はより顔を近づけてきた。 「…お前、自分を殺すということを知っているのか?」 「?」 死神は私に密着する様にして 話を続ける。 「自分を殺す…その【覚悟】はあるか?」 私の少し離れて欲しいのもあってさっさとうなずいた。 それに私は【罪】から逃れたい。 自分を殺すなんてわけない 死神は私から離れた。 「一つ言っておく。 自分殺すことで【罪】は“出なく”なる。 俺はそれは非常に迷惑なんだ。 まあ、それでもいいというのなら… …良いんだが!」 死神は一瞬で私の横に移った。 「……おそらく…… お前はより後悔する。」 「!?」 私は死神を見た。
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