恨みから。

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俺は父さんが19歳で母さん16歳のときに生まれた。 できちゃった、今で言うとおめでた?授かり? とにかく不本意で俺を身ごもってしまったから結婚した。 一応父さんは仕事に就いていたらしいが このとき生活は苦しかった。 俺は生まれてから、生活はより圧迫される形。 ところが、徐々に父さんは仕事で成功をする。 しかし必要以上の贅沢はしないと両親は決めたらしい。 仕事の成功で掴んだ金銭を有意義に使う方法を考えた。 それが子供を作ること。 両親は俺を生んだときはまだ若かったから このときにも十分な体力があった。 そんなんだから俺と妹の歳は離れている。 俺は行きたい私立高校にも通えた。 妹も小学生になった。 更にもう一人の兄弟も出来るらしい。 貧困から裕福な家庭への成功。 しかしこの生活がまた崩れることになるなんて 俺は考えてもいなかった。
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