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「‥‥‥‥‥‥‥影よ槍となり、貫け」
と後ろから声がした、その声は小さく、聞き取りにくいが強い意志と力があった。
そして自分の横を何か黒いものが通った気がした。
それだけでなく目の前では身体に風穴が空き絶命している《バジリスク》がいた。
「‥‥‥‥‥‥生きているか」
と声をかけられた。
その声の主は黒い長めコートに黒いズボンで全身黒だった、顔はフードで隠れる見えなかった。
しかし少女は死の恐怖で声がでずただ頷くだけだった。
「‥‥‥‥‥‥‥じゃあな」
そしてその声の主は最初からいなかったように消えていた。
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