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今、何をされているのかわからない。
「女ってさ、僕、いやなんだよね。」
目の前の.... よく、見知った彼女が、例えば一人称が僕だったかという疑問とか、
「つるんでないとだめー、みたいな?.... ウザいし。」
大学で見るような人懐っこい性格なんか、最早欠片もない状態だったりだとか、
「僕、自分自身が女だから、それもいやとかおもってたんだけどさ。」
そういうこと、全てをが吹っ飛ぶくらい、
「.... 兄貴の裸体見て、ヤバイくらい身体が暑くなったんだよね。」
彼女の、目が、
「───“触れたい”ってさ。」
恐い──────
「別に、恋愛感情どうこうじゃない。」
危険だ、と身体が中が叫んでいる。
「より、美しい身体に触れることさえ出来ればいい。」
関は、既にはだけた木場のシャツから除く引き締まった身体をうっとりと見つめて、
つつつ、となぞった。
─────っ!
ヤバイヤバイヤバイ!
「なっ、やっ.... .... 」
だけど、相手は女子なのに、木場は関から除く威圧的で熱っぽい瞳から逃れられない。
「そぉんな、情けない声出さないでよ.... .... 萎える。」
そんなことを言われても!
こわいっ、
こわいっ....
「こわいっ....... 」
あ。
情けなく、俺の口から漏れた声。
関は、ピタリと動きが止まった。
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