LESSON 01

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あ、それと、と関は付け足す。 「僕の納得いかないショボいやつだったら.... .... 」 その先は、言わなくてもわかるし、 .... .... 言わないで欲しい。 すーはー、と深呼吸。 覚悟を決める。 ───ええい! ぐい、と関の顎を掴み、 「──んっ。」 唇を重ねた。 .... てか、俺からキスしてんのに.... 声を漏らしたのは、自分。 .... .... 慣れてない証拠。 周りで、きゃあきゃあと声が聞こえる。 そのなかで、木場は懸命に舌を動かした。 素人、炸裂。 もう、泣きたい。 ちら、と間近の瞳を覗くと。 ───うわ.... 余裕じゃん。 キスされているというのに、全然反応していない目。 むしろ、 “ヘタクソ” と、言われているよう。 悲しくなりながら、そういえば、ファーストキスだった.... と、唇を離.... そうとした。 が、 「───ふっ.... んんっ....!」 関が木場の後頭部に手を回し、 関が主導権を握ったキスに変わった。
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