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「じゃーーん!」
関は、ホットドッグを食べる木場の横で二枚の紙を見せつけた。
それを見て、様々な事を、瞬時に悟り、
「何?.... .... それ。」
ぼと、とホットドッグを膝に落とした。
えー、と関はわざとらしい驚嘆をあげる。
「見てわかんない?チケットだよー」
テーマパークの。
そりゃ、見ればわかる。
──俺が思ったのは、そーいう意味じゃない。
「.... .... .... 。」
「あらら?嬉しすぎて声もでない?」
愉快そうに笑う関。
違う。断じて。
テーマパーク?
あんなとこ、恐ろしいものの集まりだろっ!
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