LESSON 01

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「─朱瑠だってば。」 木場の手首をつかんで指をくわえながら睨む。 「.... .... ?」 「何度言わせんの、次呼ばなかったら.... .... イジメテホシイって事でいいよね?」 そこで関は口角を上げて 「いっ.... 」 血が流れる傷口を舐めた。 「ほら。」 「なに....?」 最早引き腰の木場。 「“朱瑠”って呼んで?」 今度は少女の様な顔。 「朱.... 瑠.... 。」 にっこりと。 「ふふ。じゃ、御褒美。」 木場の髪を撫でると、 唇に触れるだけのキス。 「─わっ!」 びくつく肩。 「失礼だね。今のは喜んでよ。」 「.... .... .... 。」 木場は顔を真っ赤にしながら、 この先やっていけるのか不安が更につのった。
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