LESSON 02

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昼少し前。 俺は、 「次だよぉ。やっばい、僕ドキドキしてきた。」 「.... .... .... 。」 死に至る、寸前。 派手な音をたてて目の前に迫る、モノ。 園内名物の絶叫コースターの乗り口にいる。 「それでは、前から順番に御乗車下さい。」 国内でbest3に入ったとか。 うわぁ.... .... きた.... .... 「ホラホラァ、彼方はやくっ!」 関に急かされ、木場は半場涙目で乗り込む。 しかも、御丁寧なことに先頭。 目の前に続くのは、悪夢へと誘う一つのレール。 進んでも有るのは、 地獄だけ。 安全バーを下ろされるのも、 きゅっと関に握られた手も、 「ワクワクするね。」 にっこりと、笑顔を向けられるも嫌に輝く目も.... 「それでは、いってらっしゃい!」 「─────!!」 俺には、 “逃がさない” そう意味しているように思えてならなかった。
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