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これは、
脅しだ。
何故だかわからないが、僕の独占欲が高鳴る。
あの布の下に潜むであろう肉体美。
想像しただけで堪らない。
「.... .... なっ、なっ.... 」
目が、“やめてっ”と懇願している。
.... .... ように関にはみえた。
これだけで、楽しいんだもの。
───自分のモノに出来たら、どれだけ愉快か。快感か。
そして、関は畳み掛ける。
「────身体、拝ませてくれたらいいよ?」
「えっ.... 」
木場は固まった。
何を言われているのか、わからないといった具合だ。
「ま、拒否権はないよね?このあと、暇?」
そう言いながら、関はケータイを耳に当てる。
「あ、絵玲菜?実樹もいる?.... 私さー、バイトあったんだよね。─うん、ごめん。わかったーこんどねー」
ピッ.
固まる木場の前で先程の友人との連絡を終える。
─さてと。
「たって。いくよ。」
「どっ、どこに....?」
ぐい、と関は木場を引っ張っていった。
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