爆弾投下

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隼哉は、そんな俺の様子を見て、ワケの解らないことを言っているのは自分の方だと感じたのか、押し黙った。 「ていうか、M(グラドル)と飲んだんなら、携帯くらい聞いて来いよ! 隣りに座っても、全っ然意味ねえし!!」 「俺は、そんな図々しいこと出来ねえんだよ!! お前と違って」 俺は、何も感じていない振りをして、隼哉を見ながら、まあ、そんな反応だろうなと思った。 テレビは、いつの間にか野球中継が終わっていて、深夜のニュースに切り替わっていた。野球は、巨人が負けたことくらいしかわからなかった。 ニュースキャスターの声が随分遠くに聞こえる。 ――――気持ち悪い、ありえない、か。 そういう方が助かるよ、本当にこっちも。
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