第1章__桜
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*春* 「新入生、代表。」 すぅ、と大きく息を吸い込む。 ゆっくりと、息を吐く。 「はい」 はっきりと、声が通る。 ――それ程、静かな体育館。―― 「暖かな今日、この日に。---」 舞台に立ち、原稿を読み始める。 外を桜が散る。 「---、以上、新入生代表。」 読み終え、視線を前へ戻す。 ふと、目が合った。 彼の色素の薄い瞳が優しく、鋭く。 私を捕らえる。
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