ぷろろ~ぐ

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目を開けるとそこは知らない場所だった。 (…何処だ此処?) 体を起こそとするが動かない。 (……体が動かねぇ) 動こうにも体の制御が効かない。 まるでカカシにでもなったかのように動けないのだ。 (誰か…) 俺はこの自体を誰かに知らせるために声を上げようとすると―― 「あら起きたのね。私の愛しい息子よ」 「オギャア!オギャア!(なんじゃこりゃぁぁぁ!!)」 ――気がつくと赤ちゃんでした。 俺、17歳から0歳にチェンジしたようです。 ―――――――――――――― 俺が生まれて二ヶ月がたった。 え?何さっそくキンクリしてやがんだ? そんなん決まってんだろ。 なんでわざわざ男の赤ちゃんプレイを語らないといけねぇんだよ。 話を戻し。 まぁこの二ヶ月でわかったことはどうやらここは異世界らしい。 地球ではなく魔法が日常的にある世界『ゲネシス』 で、俺が生まれたのは『ゲネシス』の東の方にある国―― ――獣国『ミール王国』 この世界にはなんと人間だけじゃなくエルフや獣人、魔族とかいろんなモンがいるらしい。 話を戻すが獣国『ミール王国』は獣人の国だ。 獣人だからと言って人間がきたら追い出す訳ではない。 どちらかといえば友好的だ。 まぁ、歴史背景的にはイロイロとありそうだが俺にはわかんねぇ事だからな。 動けるようになったら調べますよ。 「バブバブ(あぁ、ねみぃ)」 俺は今だに喋れないし首も座ってねぇからなんもできねぇ。 ただ話を聞くだけだ。 こういった事を知ることができたのは両親の話を盗み聞きしたからだ。 ガチャ 扉が開く音がすると両親が俺の所にきて見つめてくる。 「あぁ…俺の息子は可愛いな。だろロッサ?」 「それは当然です。なんたって私達の息子ですもの」 今、喋ってんのが両親。
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