時は江戸

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「心配はいりませんよ。そこの神社へ行くだけです」 「分かったわ…」 今日こそは出掛けたい。 だって雪のせいで外へずっと出れなかったんだから。 「…やっと晴れ日ですね」 肩より前に落ちて来た一本の髪束を後ろへと右手で返し、草履を履いた。
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