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「ママぁー！僕かき氷食べたい！」
「私、ね…彼氏とこういう所来るの夢だったの」
ワイワイ騒ぎまくる夏の夜。
皆の気分が上がるような。
そんな特別な日。
そう、夏祭り!!
綿あめにかき氷!
クレープにお好み焼き!
あ、リンゴ飴はかかせないよね!
夏祭りといったらリンゴ飴だよね!!
皆リンゴ飴は歯に詰まるから嫌だとか食べにくいから嫌いだとか…反論が多いけれど
歯に詰まってこそのリンゴ飴！食べにくいこそのリンゴ飴ではないか！
それこそ夏祭りにしか楽しめない風物詩と言っても過言じゃないと私は思う！
「―…と言う訳で私リンゴ飴買ってくるから！」
「ちょっ…１人で平気!?迷子にならない!?」
「へーきへーき！」
自分を心配する声などなんのその。
私の頭はリンゴ飴しかない！
だから考えもしなかった…
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