始まりの終了式

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礼を終えるとみんなは次々と教室を出ていく。 でも僕は人混みが嫌いだからみんながいなくなったら帰ることにしている。 まぁ、帰ると言っても一緒に帰る友達なんかいないから一人で帰るんだけどね。 「ねぇ?一樹~」 「なに?香織が話しかけてくるなんて珍しいね?」 今、話しかけてきた香織と言う人は小学校からの幼馴染みの瀧本香織(タキモトカオリ)僕とは正反対の明るい性格で友達も多い羨ましいやつ。 「珍しくなんかないじゃん!毎日話しかけてるし」 あれ…? そうだっけ…?
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