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「えーっ、まじかよ!!」
高校を卒業してはじめて仲間内で集まった日曜日のことだ。
大きな声を出した男は三年間同じクラスだった良治。
「うるっさいよもう……。そんな叫ばなくてもいいだろ?」
良治は応援団に入っていたこともあり、声が馬鹿でかい。
「いや、でもホントすごいよお前ら。」
いつもは冷静な駿も珍しく目を見開いて驚いている。
「でもまぁ……確かにおれも一発合格するとは思ってなかったけどさ。
卓哉と同級生になれたのはやっぱ嬉しいし。」
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