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「でもでもぉ、とゆーことはとーくん東京で一人暮らしとか始めちゃうの?」
「まあそりゃそうだろ。てか、今更何ゆってんの?当たり前じゃん。」
一人暮らし以外にどんな選択肢があるというのか。
「うぅ~ん……。ママ、とーくんが東京で一人暮らしとか、すっごく心配なんだけど。」
「えぇ? なんで? おれ、正直かあさんより家事得意だと思うんだけど。」
かあさんはいわゆるドジっ娘? みたいな感じ。
家事は全くできないというわけじゃないけど、何かをするたびに面倒な事態を引き起こす天才なので、できるだけおれがやることにしているのだ。
周りには大変そうとか言われるが、その方がむしろ後始末をするはめになるより楽だ。
「そういうことじゃなくてね、とーくんが変な人に変なことされたりしないかが心配なのよ!」
「はああ?」
可愛い娘に言う言葉なら理解できる。だけど、言っとくがおれは男だ。
確かに背はちょっとだけ小さいし、声も声変わりしたんだかしてないんだかよくわかんないような感じだけど、れっきとした可愛い女の子が好きな18の男なのである。
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