陰陽師でも避けられない試練がそこにある

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時間は進み昼休み。 ちなみに全時間俺は寝て、麻衣は俺の寝顔を観察して終始ニコニコしていたらしい。 「兄様!!」 「雅孝!!」 教室の両端にある扉が同時に勢いよく開き、我が妹伽凛と生徒会長佐奈が入ってくる。 「む。」 「何ですか?」 二人はお互いの顔を見合わせるとバチバチと火花が散っているように見えた。しかしどうするべきか。本来なら放置して麻衣と屋上で仲良く昼食といきたいのだが教室の出入口は二人に塞がれている。 だからと言って教室で食うのは何か嫌だ。 よって…… 別ルートから行く。
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