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「アハハハ…」
見てたんだな、お前ら。
「兄様ごめんなさい…私は止めたんですよ。」
『嘘つけ!!覗き提案したのお前だろ!!』
伽凛の発言を聞いてそこにいた俺と麻衣、伽凛以外の全員が男口調になってつっこんだ。
なるほど。主犯はお前だったか。
「伽凛。お前後でお仕置きな。」
俺のお仕置きと言う言葉を聞いた瞬間伽凛は何を…いやナニを想像したらしく顔を紅くして身悶え始めたが俺の顔を見た瞬間赤い顔は一気に蒼白になった。
俺はやる時は身内だろうと容赦はしないんでな。
伽凛にとってご褒美になりそうなお仕置きをする訳がないだろ。
「それより時間は大丈夫なの?」
『はっ!!』
王道主人公…たしかショージか翔梧だったか?の発言で全員が時計を見た。
「ヤベ!!あと五分しかねえ!!」
俺はそれを聞き高速で弁当を広げ光の速さで全て口にかきこんだ。
『速っ!?』
麻衣と伽凛以外が俺の食事速度に驚愕していた。
「麻衣、伽凛。捕まってろよ。」
俺はそう言うと伽凛と麻衣を抱え込み、屋上から飛び降りる。
そしてまずは麻衣を、次に伽凛を教室に送り届け俺はそのまま一階まで降り、再び四階までよじ登った。
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