陰陽師でも避けられない試練がそこにある

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私は雅孝さんに薦められて今日はカラオケに行くことにしました。 でも私うまく歌えるか心配です。 「ねえ、信濃さんって桐原君と仲良かったけど、どういう関係なの?」 「確かに気になるわね。」 「前も一緒に買い物してるところを見たしね。」 上から千尋さん、麻比呂さん、佳乃さんです。 って言うより先日の買い物見られてたんですか… 「えっと…私にとっては雅孝さんは大好きな人ですし、憧れでもありますし…その…とにかく愛してるんです。」 自分でも何言ってるのか解らなくなってきました… ただ顔が熱いということだけは解ります。 「いいな~。翔梧も他人の好意に鋭いといいのにな~」 そう言いながら麻比呂さんは無駄にイケメンな…たしか翔梧さんでしたっけ? あっ私は雅孝さん一筋ですからね!! 「いつか気付いてもらえますよ。 それより…私の歓迎会は嬉しいんですけど…中間テストはどうするんですか?」 ピシッ… 途端私以外の全員が石のように固まってしまいました。 私何か不味いこと言いましたか?
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