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まっすぐ進めば家につく。
この道を曲がれば知らない所。
しばらく考え、花びらの正体を見たいという想いと、知らない道への好奇心が勝ったため木々に囲まれた道に足を踏み入れた。
木々のせいで程よく薄暗くなった道を進むと神社を見つけた。
まだ道は続いているのだが、神社が気になったため、石段を上がり大きな鳥居をくぐる。
神社はそこそこ広かった。
「ないなぁ。」
手のひらにある白い花びらの花を探すが、花などどこにもない。
もうちょっと探してみるかと思い、お社の回りを一周していると、お社の裏で小道を見つけた。
2本の木の間にできた小さな道で、そこからは菜の花や草ばかりの道で明るい道になっていた。
この道を行けばこの花があるような気がして、迷わず足を踏み入れた。
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