2人が本棚に入れています
本棚に追加
春奈がここに来て、再会出来たのも、忌まわしいが、ミサイルのおかげだったのかもしれん。
暴徒に、性的に襲われそうになったところ、あまりのショックに幼児退行して、それに伴い昔の記憶でこの部屋……"自分の家"に逃げ帰ってきたんだな…。
「…しばらくは、安心だ。」
「…うん…」
俺の薄っぺらい胸の中ですんすん泣いている春奈。
懐かしさからか…愛おしさからか…俺は彼女の頭をゆっくり撫でてあげた。
(もう、安心だ…。)
心の中で、そう呟いて。
《ドガッ!》
「!?」
突如、空気を切り裂かんばかりの、ドアが叩きつけられる音がした。
最初のコメントを投稿しよう!