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俺は再び包丁を握り、ドアの前で構えた。 春奈は毛布にくるまりながら、ガタガタしている傍ら、心配の眼差しをしていた。 「…大丈夫だ。」 春奈に…自分に言い聞かせた。 ついに、扉は破られ、入ってきたのは、釘を無理矢理打ちつけた金属バットを持った男だった。 その男は、問答無用で怒号をあげながら突進してきた。
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