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俺は慎重に鍵を開け、扉を開いた。   刹那、やはり女が部屋になだれ込むように入ってきた。それと同時に、子供のように泣きじゃくり始めた。   服装から見るに、OLだろうか。 何か…こいつ、昔会ったような気がするが……。   ……。   ……面倒だ。気にしないことにしよう。   そんな思考を巡らせている間、まだ女は泣いていた。本当に、子供が何か怖い目に遭ったかのような泣きかただった。 …しかし、耳に障る。     鍵はかけておいた。
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