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孤城 Side
俺は親の会社を継いだ若社長だった。
昔は天才だのなんだのとちやほやされて育った。
だからだろうか,他人に対して上から目線だったり,自分中心に考えたりしてしまう…
それに努力なんてもんはした事なんて全くない,しなくても学問もなにもかもそれとなくこなせたから
でも親が死んだ…
そして会社も潰れた…
この時俺は考えを改めた,俺が凄かったんじゃなくて俺の親が凄かったんだと、俺は現実を叩きつけられ絶望した。
雨の日,現実を認めなくなくて雨に打たれながらぼぉっと人の波を見ていた。
そんな時
刻「大丈夫ですか?風邪ひきますよ」
孤「…」
刻「これタオルです。傘もどうぞ」
孤「…」
俺は今までの人と違う温かい対応に涙がでてきた
今までの人なら素通りするか話かけてきても無反応だとわかると放置された…
当然だと言われると当然な対応ではあるが…
刻「あ…泣いて…えっと…ちょっと一緒に来て!!」あいつはそういって俺を引っ張ってどこかに連れていった…手温かいな…
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