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着いた場所はボロボロのアパート…多分こいつの家…
刻「お風呂入って下さい。寒いでしょ?着替えは僕の持っていきますから安心してくださいね。」
孤「しかし…」
刻「い~から…ボロい家だし,風呂もでかくないですが、一応使えますから遠慮せずに…ね?」
孤「…じゃあ…」
そんな会話をして俺はボロいアパートのボロい風呂に入った…何故だが今までで一番気持ちがいい風呂だった…でもあいつは何故ここまで俺によくしてくれるのだろうか…
わからない
孤「…おい」
刻「あっ…入ったんですね。これ夕飯です。遠慮せず食べてくださいね!僕も風呂に入ってきます」
そういって風呂場に行こうとするあいつを引き止めた孤「何故俺によくする…今の俺に金などない…お前になんのメリットがあるんだ…」
刻「…困っていたらお互い様…助けるのが普通です。僕はそうやって今まで生きてきました。だからメリットなんて考えたことないです。」
孤「…そうか」
刻「そうです。じゃあ僕お風呂入ってきますね。」 孤「あぁ…」
きっとこいつはお人好しなんだろうな…
困っていたらお互い様…か…
今日食べた夕飯はいままで食べた食事の中で一番質素だったが今まで食べたどんな食事よりうまかった…
孤「今日は感謝した。迷惑をかけた」
どうしても上からの言い方をしてしまう…
でもこういう時何ていえばいいのか、わからないんだ…
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