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刻「お礼なんていいですよ。久々に1人じゃなくて嬉しかったし」
孤「そうか…」
刻「あの…」
孤「なんだ?」
刻「家あるんですか?」
孤「…」
いきなりあいつはそう聞いてきた。この時の俺には帰る家はなかった。
会社が倒産してバイトをしなくてはならなくなった時俺の上から目線は世間には受け入れられなかった…
そのうち貯金も尽きて本当になにもかもなくなってしまった…
だから帰る家など存在しなかった
孤「…」
刻「もし…あなたがいやじゃなければですけど,僕の家に住みませんか?…あの…その…家で1人じゃなくなるのは嬉しいというか…モゴモゴ」
孤「俺なんかと…?」
刻「はい!いやじゃなければですけど…」
孤「いいのか…こんな俺でも…」
刻「いいんです…ていうか僕がそうしたいんです。」本当は遠慮しないといけないとは思ったがあいつが自分のいったことに照れて顔を赤らめながらこちらに握手を求めてきた。
そのせいなんだ…
手を握って握手してしまったのは…
刻「自己紹介がまだでしたね。僕の名前は刻苦といいます。今日からよろしくお願いします。」
孤「孤城だ…よろしく頼む」
俺の新しい人生がここから始まると思った。
その後,孤城は刻苦の努力家なところ,料理が上手いところなどにだんだんと惹かれていきます。
刻苦は孤城の上から目線を克服させるため奮闘しながら
孤城の優しいところや気が利くところなどに惹かれて幸せに暮らす事でしょう。
おわり
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