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きっと僕の気のせいさ!
それよりもこのチラシ…僕のヒゲセンサーがビビっときたぞ~
これだ!!…ってね~
この舞踏会に彼を…
そして王子と幸せに…
ならなくていいから
今よりまともな生活してほしいな~
玉の輿にのってほしい~
なんてことを考えながら今日も今日とて魔法使いの元へ…
魔「また、あんた来たの?あきないね~…チーズやるよ」
ネ『話を聞いて貰えるまで何度でも来ますよ!チーズありがとう~…チーズうまっ…うまっ』
魔「そうかい、そりゃご苦労なこった。あんたがまだ人間だったら、叶えてやるんだけどね~
代償がドブネズミじゃあちっぽけすぎてね~…お水もお飲み」
ネ『でも…叶えて欲しいんです…いつもご飯くれてありがと』
魔「はぁ~…どういたしまして、あんた本当に可愛いね~家で飼いたいわ~」
ネ『お願いします』
魔「そこまで言うなら仕方ないね~あんたの可愛さに免じて叶えてあげる」
ネ『本当!?』
魔「ただし…あんたが一生俺の小間使いになるなら…だけどね」
ネ『え…』
魔「イヤなら別にいいんだよ、あんたの願いが叶わないだけさ」
僕は魔法使いの言葉を聞いてシンデレラを思い出していた。
腕や足に痣がいっぱいある小間使いのシンデレラ…
僕もあぁなるのかな?
痛そうだった…
つらそうだった…
でも…僕は…
ネ『お願いします』
彼の幸せを願うんだ。。。
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