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ついに、豊臣秀吉が小田原討伐を開始した。
石田三成率いる石田軍は奥州伊達軍と交戦していた。
「奥州筆頭…伊達政宗…推して参る!!」
六(りゅう)の爪から蒼い稲妻が迸る。
その稲妻は三成の身を貫けない。
知らぬ間に鞘から抜け放った刀が全ての稲妻を断ち斬るからだ。
「号哭…。」
目に止まらぬほど速く伊達政宗に近づき刀を振る。
ガチィン!
六(りゅう)の爪が一本、宙に舞う。
「一本…。」
三成は冷酷に告げる。
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