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闇を切り裂く雷光
静寂の邪魔するように
激しい雨と雷鳴
闇に怯えるモノ達を
更に深く墜としてゆく
冷たき風は雨粒を
激しく叩きつけ
自由を奪う
耳を塞ぎ 何も聞かず
目と心を閉ざし
何も感じず
過ぎ去るのをじっと待っている
伸ばされた手 …
叫んでる声 …
助けがきてるのに
気付かない
… 馬鹿な野良猫
小さなプライドが邪魔をして
助けを求めない
… 馬鹿な野良猫
雨は激しさを増す
声は … 誰にも届かない
怯えるその姿
誰にも見せない
それが 野良猫だから …
独り生きてく 野良猫だから
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