導き

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   僕の横をすり抜けてゆく風は いつも優しく肩を ポンと叩いてゆく 振り返り見れば 歩んだ道の傍らの 花を揺らし 想いを伝え 僕の一歩先を往くように 小さな綿毛を飛ばす 頼りなさそうにふわふわとして 手を伸ばせば掴めそうで 思わず追いかけたくなる まるで導かれるように 歩む先に何が有るのか 知りたくて 知りたくて 僕は前に進む 不安や恐れに 立ち止まる事だってあるけれど last promise 違えぬように 風が導く限り 僕は進む last promise 忘れぬように last promise 果たすその時まで 導いて …
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