2人が本棚に入れています
本棚に追加
「うえーい。疲れたぜぃ」
そう気だるそうに呟いた少女こそ、この作品の主人公[藤村 陽渚]である。
何を隠そうこの少女は、2歳の頃から忍として育てられた、エリート忍。
だが、持ち前の面倒くさがりな性格のおかげで、その肩書きも台無しだ。
「服、洗わなければな」
気の抜ける発言のせいで気がつかなかったが、陽渚は全身血まみれである。
元気そうなところをみると、返り血のようだ。
一体何故こんな事になったのか、少し時間を巻き戻してみよう。
最初のコメントを投稿しよう!