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「風呂に入りたいぜ」
陽渚は深いため息をついた。
こんな殺しなんて起こっているが、実は未だ昼。
襲われたのは、沖田と話していたのが路地裏な事が悪かったのかもしれない。
「何はともあれ、こんな血まみれじゃあ湯屋にもいけやせん」
陽渚は暫く考える素振りをみせた後、何か思いついたらしく軽やかな足取りで何処かへ向かって行った。
「ん?待てよ……
壬生浪士組の屯所って何処にあるんじゃい!?!!!」
がおーー!と叫ぶ陽渚は、壬生浪士組へ行こうとしてたらしい。
「まあ、俺の勘ほどよくあたるもんはない。
……それっぽく歩けばつくだろ。」
何ともアバウトな判断を下した陽渚は、何故かしっかりした足取りで歩き始めた。
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