噂・・・だよね。

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ある日。 あたしは羽実の配りものの手伝いをしてた。 ちょうど、麻希ちゃんのをくばったとき、あたしは麻希ちゃんと話した。 「ね、真実、武の好きな人ってさ、真実っぽくない?」 「いやいやいや! それはないよー」 「だってさ、真実が配ったときだけ、どうもっていうじゃん!  これって完璧に好きって事だよね!?」 「だからないって!」 無理矢理振り切った。 だって、そんなわけないもん。 ない・・・よね? 「あれー、真美顔赤くない?かわいいー」 「え!?」 あれ、あたし顔赤い。 やばい、武の事好きってばれちゃうじゃん。 「史絵、トイレいこ!早く!」 「え!?・・・うん。」 あたしは史絵と一緒にトイレに逃げ込んだ。 あー、危なかった。 てか何で顔赤くなってんの!? 「ねね、真実さ、熱あるんじゃないの?」 「ないよー、あたしはいつでも健康だもの!」  「じゃあ何で顔赤いのー?」 「・・・」 「あ、もしかしてー、好きな人いるとか!?」 「っ」 「いるの!?教えてよ!うちら親友でしょー!」 まあ、史絵は口硬いし、いっても大丈夫かな。 「・・・武だよ、」 「ぬおっ、まあじか!まあ、でも武の好きな人なんかみんな知ってるけどねー♪」 「ええっ!?!? じゃあ知らないのあたしだけ!?」 「うん。」 「うんって・・・。 ちなみに誰なの?」 「・・・真美だよ?」 「・・・はああああああaaaa!?」 「そんなに驚くことじゃないでしょー! 麻希ちゃんも言ってたじゃん。」 「・・・聞いてたんだ。」 「(´∀`*)b ていうか真美の声おっきくてみんな聞こえてたと思うよ♪  まあ、武いなかったから良かったけどね。」 「まじかー。」 キーンコーンカーンコーンー 「戻ろっか。」 あー、授業うけるのも気まずいじゃん。 もう寝ちゃお。
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