0人が本棚に入れています
本棚に追加
ある日。
あたしは羽実の配りものの手伝いをしてた。
ちょうど、麻希ちゃんのをくばったとき、あたしは麻希ちゃんと話した。
「ね、真実、武の好きな人ってさ、真実っぽくない?」
「いやいやいや! それはないよー」
「だってさ、真実が配ったときだけ、どうもっていうじゃん!
これって完璧に好きって事だよね!?」
「だからないって!」
無理矢理振り切った。
だって、そんなわけないもん。
ない・・・よね?
「あれー、真美顔赤くない?かわいいー」
「え!?」
あれ、あたし顔赤い。
やばい、武の事好きってばれちゃうじゃん。
「史絵、トイレいこ!早く!」
「え!?・・・うん。」
あたしは史絵と一緒にトイレに逃げ込んだ。
あー、危なかった。
てか何で顔赤くなってんの!?
「ねね、真実さ、熱あるんじゃないの?」
「ないよー、あたしはいつでも健康だもの!」
「じゃあ何で顔赤いのー?」
「・・・」
「あ、もしかしてー、好きな人いるとか!?」
「っ」
「いるの!?教えてよ!うちら親友でしょー!」
まあ、史絵は口硬いし、いっても大丈夫かな。
「・・・武だよ、」
「ぬおっ、まあじか!まあ、でも武の好きな人なんかみんな知ってるけどねー♪」
「ええっ!?!? じゃあ知らないのあたしだけ!?」
「うん。」
「うんって・・・。 ちなみに誰なの?」
「・・・真美だよ?」
「・・・はああああああaaaa!?」
「そんなに驚くことじゃないでしょー! 麻希ちゃんも言ってたじゃん。」
「・・・聞いてたんだ。」
「(´∀`*)b ていうか真美の声おっきくてみんな聞こえてたと思うよ♪
まあ、武いなかったから良かったけどね。」
「まじかー。」
キーンコーンカーンコーンー
「戻ろっか。」
あー、授業うけるのも気まずいじゃん。
もう寝ちゃお。
最初のコメントを投稿しよう!