プロローグ

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「最後にそのポーチはね、銃弾が無限に出てくる事と君の銃だけなら仕舞うことが出来るようにしといた それだけでも向こうで暮らしていくことは出来るだろう?」 そんなことを言われても異世界とやらの知識なんて無いんだ 何処まで出来るか分からない が正直助かった面もあるこのNTWは銃身だけで29キロもある最悪の場合捨てることも考えていた だがそれだけだ確かにこれがあれば戦うことは出来るだろう母国の日本を出て外国で殺し屋をしていたんだ 戦闘技術は少なからずある しかしそれ以外は?言葉は?生活水準は?言葉が通じないのは当然論外だし 生活水準が低いと治療技術が低いんだちょっとした怪我で死ぬこともある あぁそうか、さっきの言葉通りに受け取るなら生活水準は分からないがポーチだけでやって行けると言うことだ 戦闘技術があれば金を稼げるし言葉も通じるということなのだろう うんそうだよと、 語りかけながら俺の足元に六芒星の陣を浮かび上がらせた 線と線の間には見たことも聞いたことも無いような歪な文字がびっしりと書かれている どうやらこの世界に居れるのも後は少しみたいだ 次はこんなしがらみだらけのクソッタレな世界じゃ無いことを祈りながら俺はこの世界から永遠に消えた
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