1章~なんか、やっぱりなんかある~

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先程の家族が、各々で家をでた後の事である 「優樹よ……何か男共が先程から煩いのだが?」 『そこのお嬢さん!好きです!付き合ってください!』 「だから、姉貴とは登校したく無かったんだよ……………」 そこには道行く見知らぬ真新しい制服を着た1目で新入生だと分かる男子高生に告白されながら登校する桃華の姿と嫌そうにしながらも男子高生が近寄らないように壁をつくっている優樹の姿があった。 「ていうか、この桜並木桜多すぎだろ?足場が殆ど桜で埋まっているんだけど?」 桜並木とは名だけの急な坂道に沿って並ぶ桜、桜、桜辺り一面桜景色のようだ。現に今数名の生徒が数人倒れており滑った事が分かる。 「む?そうか?いつもこのような感じだが?しかし1年たった今でもこの坂はきついな」
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