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ある部屋の中無造作に散らかった机の上にはそのまま寝たであろうに、チェックのスカートが放置されていた。
「―――――ぅん。」
どうやら部屋の主のようだ。
そこに、ドアを叩く音がなる。
「姉貴ぃ~?起きてる?」
「起きてないのか………………ハァ。入るぞ」
そこにはベッドの上に扇状的に広がっている長い黒髪に端正的な顔つきをした美少女ともとれる顔をした人が横たわっていた。
「姉貴ぃ~起きろ。朝だぞ」
…………………
数分後
まだ起きてないようだ。次第に苛ついてきたのか軽く叩き始めた。
「こら……いい加減にお、き、ろぉ!」
「ん?………痛い。何で頬が痛いの?」
起きたのか薄く瞼が開いている。
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