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カルメン・アマリリスは、一度は王家の養子に入ったが兄弟が流行した病で亡くなったのでアマリリス家を継ぐことになった。
アマリリス家は、ウニバルゾのエネルギー源を守る守人として男は代々ひきついできた。女性はそれぞれの道を歩いていたがカルメンはただ一人のアマリリス家の子供となってしまったので継ぐことになった。 当主のホセは、妻のエリーゼを亡くしてから老けこんだ。
「エディーラなにも今までの掟に従がわなくてもいいのでわないか?」
ネオスを司どる惑星の一つマーシャンのアマリリスの館のテラス、ネプチューンの龍エディーラとホセが話しあっていた。
「ホセ様もおわかりかと思いますがこのウニバルゾが誕生してからの掟を破るのはこの世界の破滅を意味するのですよ。」
エディーラの言葉にホセは考える。
「マシェと龍王はなんと?」
答えはわかっているがあえてきく。
「マシェは時の変化は悪いことでわないと申しておりますが。龍王もこの世界がまた昔のような悪が訪れると申しております。」
やはり龍王はかたい。昔はカルメンと共に学び共に生活を送っていた元はネオスの王子、ガーリィンはエディーラと同じぐらい昔からの習わしに忠実だ。
「悪は去ったと我々は言ったが。影でまだルシファーは動いている。それが真実、偽りはいつの日か崩れると私は思うが。」
このウニバルゾを知るホセの意見は正しいだろう。
「決断しかねるというならリィー様にお伺いしたらどうかな?」
ホセがリラの実をつけた酒を飲む。
「そうですね。王子が起きていればいいのですが。」
エディーラは龍の姿になり飛んで行く。
それをホセは見守った。
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