第一章 出会い

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そして家で。 当たりまえのように母に怒られる。 「なんなの!?この点数!!32!?え!?32!?」 「はい。32点です。」 「はぁ・・・。あんたね。受験生なんだからいい加減しっかり勉強したらどうなの?」 「・・・はい。・・・でも、頑張ってるつもりなんですけど・・・。」 「・・・もう。塾でも行ったら?近くにあるみたいだし。」 「・・・・・・・・・え?」 「決定ね。明日、申し込んどくから。」 ってことで塾に行くことになってしまったこんな哀れな私は坪川文子という名の中学3年生。 塾なんて行く気もなかった。 これからどうやって生きていけばいいんだろう。 母によるとその塾は個別にの塾らしい。  もしも先生がよくわかんないマッチョとか、よれよれのおじいちゃんとか、 絡みどころのない真面目すぎる大学生とかになったらどうしよう。 私はただでさえ人見知りするのに・・・!!!
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