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夕助:『あぁ!そうさ!ここは着物屋さ😃!』
笑顔で照れてる久遠:『そっそうか。実はわし。。その。。着物が欲しくてのぅ。。』
夕助:『おっいいさいいさ。どうぞ見ていきな♪』
もうお店を閉めたにも関わらず 夕助は優しく久遠を招き入れてあげた。
久遠:『悪いのぅ。』
嬉しそうにモジモジしながら、着物屋の敷居を跨ぐ。
すると久遠は巾着から ジャラジャラと銭を 代の上に散りばめた。
出て来たのは一銭 一文や…ちゃりんちゃりんと小銭ばかりが何やらいっぱい転がった。
まるで貯金箱を割って持って来た様な。
久遠:『これで買える着物があると良いのじゃが。』
不安そうな顔で見つめる久遠。
夕助:(わお❗こりゃきっとこの子にとって、一世一代の買い物なんだな❗)
夕助:『うへー!こりゃすげぇな。充分だよ♪坊や好きなの持っていきなよ♪』
銭は全然足りなかったのに 夕助は優しい嘘をついたのだ。
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