―天魁〓と悪魁〓一

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夕助:『あぁ!そうさ!ここは着物屋さ😃!』 笑顔で照れてる久遠:『そっそうか。実はわし。。その。。着物が欲しくてのぅ。。』 夕助:『おっいいさいいさ。どうぞ見ていきな♪』 もうお店を閉めたにも関わらず  夕助は優しく久遠を招き入れてあげた。 久遠:『悪いのぅ。』 嬉しそうにモジモジしながら、着物屋の敷居を跨ぐ。 すると久遠は巾着から ジャラジャラと銭を 代の上に散りばめた。 出て来たのは一銭 一文や…ちゃりんちゃりんと小銭ばかりが何やらいっぱい転がった。          まるで貯金箱を割って持って来た様な。 久遠:『これで買える着物があると良いのじゃが。』 不安そうな顔で見つめる久遠。 夕助:(わお❗こりゃきっとこの子にとって、一世一代の買い物なんだな❗) 夕助:『うへー!こりゃすげぇな。充分だよ♪坊や好きなの持っていきなよ♪』 銭は全然足りなかったのに 夕助は優しい嘘をついたのだ。
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