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いつもなら直ぐにくる返事が来ない....
少しずつ不安が増していき、いてもたってもいれなくなった。
もう一度最初に届いたメールを見直す
「この地図を..見ればいいんだよな...」
URLにカーソルをあわせクリック
すると幼稚園児がクレヨンで書いたような
地図ともいえない落書きが表示された。
まず我が家の近くにゾウとライオンっぽい生き物が描かれてるし
さらに、そのゾウが「ワン!!」と奇声を発している
犬なのか?と思うが、どう見ても鼻が長く体がねずみ色で塗られている
ライオンに関しては緑色で塗られ鬣がなければ、ただの未確認生物だ
幸い「ガオー」と鳴いている。
まぁ幸いというより、まず街中にライオンもゾウもいるわけがない。
そして我が家より少し離れた場所に『ココ』と矢印で示された部分がある
この地図でわかる唯一のメッセージが『動かない大きな時計台』だけだった。
そこは綺麗な達筆で書かれてたので簡単に読めた
あれほど推理系ゲームで暗号を解読できたのに、この地図では解読不可能。
直ぐに自分の住所と『動かない大きな時計台』で検索してみた
案外簡単に目的地は見つかった、だがしかし僕は思い出した
「外に出るのなんて何年ぶりだ?」
最後に外へ出た日の事すら思い出せないほど僕は引き籠もっていた。
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