episode 2

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「つーか、涼風も真っ赤だし。顔真っ赤に染めるまえにはやくこの板を真っ赤に塗ってくださいー。」 「あ、うん。」 それからあたしはペンキ、真夏くんは大道具の作業をした。 「んー…つかれたな。もー終るか。涼風、終わるぞー」 「あ、うん!おつかれー!」 あたしは更衣室に行って着替えを済ませて教室に戻った。 「これ、洗って返すね。」 「あー、うん。」 あたしは鞄を手に取り教室を出ようとした。 「涼風。」 いつもより低い声で真夏くんがあたしを呼び止める。 「ん?」 「…いや、やっぱなんもねえー。じゃーな。」
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