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「つーか、涼風も真っ赤だし。顔真っ赤に染めるまえにはやくこの板を真っ赤に塗ってくださいー。」
「あ、うん。」
それからあたしはペンキ、真夏くんは大道具の作業をした。
「んー…つかれたな。もー終るか。涼風、終わるぞー」
「あ、うん!おつかれー!」
あたしは更衣室に行って着替えを済ませて教室に戻った。
「これ、洗って返すね。」
「あー、うん。」
あたしは鞄を手に取り教室を出ようとした。
「涼風。」
いつもより低い声で真夏くんがあたしを呼び止める。
「ん?」
「…いや、やっぱなんもねえー。じゃーな。」
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