妹の性癖は至って変わっていたという話

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その朝、俺はいつにもまして取り乱していた 「なっ...何故こんなことに....」 ここは俺自身の部屋のはずなんだが、何故か見知らぬ物体が落ちていた それは本なのだが表紙には女の子同士が淫らに絡み合っている絵がかかれており、タイトルは『お嬢様のメイドな日々』 裏を見るとあらすじがあった どうやらお嬢様とやらがメイドを淫らに弄んで楽しむという内容のようだ 所謂百合本である 「一体誰がこんな物を...」 ここは俺の部屋、他に入る奴などいないはずなのだが... だが俺の知らない物があるという事は入った奴がいるという事になる 推理してみよう、現在午後6時、俺は朝9時には家を出て春休みの宿題を片付けようと図書館に出掛けた そして今までずっと外にいた訳だから犯行が行われたのは俺が外に出ていた午前9時から午後6時までの間だ うん、実に簡単な推理だ 「...てそれじゃ誰がやったかなんて分かんないし!!」
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