chap.2 さようなら。

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それからわたしたちはスイカを食べ終え、 また花火を再開した。 倉持くんとは何となく気まずい気がしたけど 向こうが普通にしてくれたおかげで ギクシャクすることもなくて済んだ。 そして今は ゆりと家に向かっている途中だ。 「……ねー 太一とこのはってどーゆー関係?!」 ゆりが興味津々で聞いてくる。 「えっと、幼なじみだったんだ…」 「えっ、なんだ、それだけ?!」 それだけって言われると、 何だかあまりいい気はしない。 幼なじみって すごく大切な存在なのに。
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