chap.2 さようなら。

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「ゆりは太一くんのこと、 どう思ってるの?」 「めっちゃイケメン! ……なんだけど、なんか謎すぎて ちょっと踏み込めない」 口を尖らせながら、悔しそうなゆり。 そうなんだ、ちょっと安心…… ………安心? 「顔はどストライクなんだけどねー、 特にあの目とか」 「そ、そうなんだ! ゆりがたれ目好きとは、意外」 「だって可愛いじゃん♪」 一瞬心に芽生えた感情を認めたくなくて わたしは意識して考えないようにした。
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