(ウル)

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  アルクゥは一人トボトボと村を歩いていた。 と、立ち止まり、うつ向いた。 「僕は弱虫なんかじゃない…このままじゃいけない事ぐらいわかってるんだ…」 アルクゥは眉間に皺を寄せ、勢い良く顔を上げた。 「ルーネスの力なんか借りないぞ……みんなを見返してやるっ!」 アルクゥはまた走り出した。 そんなアルクゥを見る事は無く、ルーネスは不信感を残しながらとある家へ訪れていた。  
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