90人が本棚に入れています
本棚に追加
トパパはルーネスを落ち着かせ、またルーネスと向き直った。
ルーネスはトパパの次の言葉をじっと待っていた。
「その昔、赤子を連れた旅人がわしの所へやってきてな…。」
トパパは少し懐かしむような顔で話を続ける。
「顔は煤で黒ずみ、服は焼け焦げておったその者に、お前は連れてこられたのじゃ。思えばそのときからすでに、お前はクリスタルに選ばれる運命だったのだろう…。さあ、その力を…お前の光の心を無駄にしてはならない。旅立つのじゃ!」
最初のコメントを投稿しよう!