(ウル)

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  ルーネスは何も言い返せないまま、トパパの家をあとにした。 ルーネスが家を出ると、村の入り口で不思議そうな顔をした村人が居た。 「何かあったの?」 ルーネスが声をかけると、その村人は、ルーネスを見ながら、 「アルクゥがね…走って村を飛び出たんだよ…。多分カズスに向かったんだろうが。一体何が…。」 「アルクゥがカズスに…?」 普段おとなしいアルクゥの急な行動に、村人は驚いたのだろう。 「教えてくれてありがと!!」 ルーネスは礼代わりに片手を上げて、アルクゥの向かったカズスへと急いだ。  
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