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カズスにやってきたルーネスは、村の入り口で立ち止まるアルクゥを見つけた。
何かを探すかのように、辺りを見回している。
ルーネスはアルクゥの背後へ近付き、アルクゥの背中を叩いた。
「ギャッ!」
アルクゥは凄い声をあげて、頭を抱えながら猛スピードでしゃがみ込んだ。
「落ち着けよアルクゥ。オレだよ…ルーネスだよ。」
アルクゥはルーネスの声に、ゆっくり立ち上がり振り返った。
ルーネスは飽きれ顔で言った。
「お前…度胸試しはいいけど、どうかしちまったんじゃないのか?」
アルクゥは下を向いた。
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